完璧主義のから自由になるには?その①
- 2019.06.12
- 日本の美学

仕事でも私生活でも繊細で拘りのある人ほど完璧主義になりやすいのではないでしょうか?
改めて完璧主義をWikipediaで調べてみると
完璧主義(かんぺきしゅぎ、英: Perfectionism)とは心理学においては、万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと 。 定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。
とありました。
これを敢えて設定することでモチベーションを高め、やればやるほどワクワクできればいいのですが、
その結果上手くいかなかった場合の反動が大きいとワクワクというよりは、
不安や恐怖が大前提で、いつの間にか、プロセスを楽しめず、結果が全てになり、結果に執着してしまい常に楽しむどころか、脅迫観念となって、精神的に追いつめてしまうこともあります。
かといって、目標を立てずにゆる〜く楽しくやることにも飽きてしまいます。
以前の私は、職人気質でもあったので、拘りだしたら時間を忘れて没頭してしまい、なかなかOKが出せなくなるのです。でも、期限もあるので妥協してしまうと、結果が上手くいかなかった時に自己否定してしまうのです。
でも、自分なりに出来たと思ったとしても、相手の価値基準に合わなければ、結果はそれは上手くいかなかったことになるので、何を軸にして頑張ればよいのか分らなくなるのです。
さらに、完璧主義にありがちなのが、自分一人で頑張ろうとすることです。
自分の美意識や価値観に拘り過ぎて、周りに協力してもらったり、頼んだりすることが出来ない。
なので孤独になりやすく、全て自分の責任になるので、
結果が出なかった時や期待に添えなかった時はなかなか立ち治れません。
そして、高い目標を立てることにも恐怖を感じてしまうのです。
自分はいったい何の為に生きてるんだろうとさえ思い込んで、自分の存在価値を感じれず、体調にも影響を与えてしまう人もいるでしょう。
実はそれには大前提に大きな罠があったんです。
それは、
完璧の反対、未熟であることを認めることが出来ない
ということと
未熟であることがダメだと思い込んでる
ことにあるのです。
そもそも人間は未熟な存在です。一人では生きていけません。
生まれた時から未熟でスタートするので、無意識に、挫折や屈辱を繰り返し
自己否定を沢山経験しているのです。
なので、未熟な存在から完璧な存在へと、エネルギーの方向性が固定され
それが生きるモチベーションになるのです。
じゃ〜いったい、どうすればいいの?
ってことなんですが。
何をモチベーションに人間はその未熟を補って生きていけばよいのでしょうか?
それについては、次回お伝えしたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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